手作業で仕上げられたデザインの質の高さを知ることができる企画展「アイデンティティシステム 1945年以降 西ドイツのリブランディング」京都dddギャラリーにて2024年10月24日より開催

手作業で仕上げられたデザインの質の高さを知ることができる企画展「アイデンティティシステム 1945年以降 西ドイツのリブランディング」京都dddギャラリーにて2024年10月24日より開催

POSTER Design: vista (Katharina Sussek & Jens Müller)

コンセプト・スケッチや印刷サンプルといった貴重な一次資料を通して、手作業で仕上げられたデザインの質の高さをご覧いただける企画展「アイデンティティシステム 1945年以降 西ドイツのリブランディング」を京都dddギャラリーにて2024年10月24日(木)から2025年1月13日(月・祝)まで開催。コーポレート・デザインの代表的なポスターやビジュアル・アイデンティティの使用例、企業などの独自のコンセプトが示された貴重なデザイン・マニュアルなどを紹介します。

※以下、画像とテキストは、情報提供を受けてプレスリリースから引用

展覧会概要

20世紀初め、ペーター・ベーレンスをはじめとするドイツのデザイナーたちは、後にコーポレート・デザインとして知られることになる例を世界で初めてつくり、それにつづくバウハウスも、システマティックなデザイン手法をカリキュラムに含めました。そして、第二次世界大戦の終戦から数年後、西ドイツは、それまで切り開いてきたデザインの原則を再びたどり、デザイン教育機関として強い影響力を持っていたウルム造形大学や、多くの若いグラフィックデザイナーたちが、1960年代初めにシステマティックなデザインの新たな解釈を生み出しました。

それらは、ルフトハンザ航空や1972年のミュンヘンオリンピック、その他多数の企業や組織、イベントのためのビジュアル・アイデンティティに結実しました。民主主義に復帰し、経済的に発展した西ドイツは、日常を視覚的にかたちづくるデザイン手法の体系的な発展によって、ドイツのイメージを一変させたのです。

本展では、コーポレート・デザインの代表的なポスターやビジュアル・アイデンティティの使用例、企業などの独自のコンセプトが示された貴重なデザイン・マニュアルなどを紹介します。コンセプト・スケッチや印刷サンプルといった貴重な一次資料を通して、手作業で仕上げられたデザインの質の高さをご覧いただけるものと思います。

A5コレクション デュッセルドルフ

ドイツのデュッセルドルフを拠点とするA5コレクションは、グラフィックデザイナー兼教育者のイェンス・ミュラーが運営する出版事業と深く関わっています。コレクションには、グラフィックデザイン叢書『A5シリーズ』のほか、ミュラーが出版した多くの本の収録作品が多数含まれます。コレクションは新たな書籍プロジェクトごとに拡大し、同時に、コレクション活動から新たな書籍プロジェクトが生まれることもあります。

コレクションの収集対象は、ドイツのグラフィックデザインの多面的な歴史にとどまらず、ロゴやコーポレート・デザインの国際的な進化にも及びます。デザイン史の文献と原本および実物といった一次資料を組み合わせることで、グラフィックデザイン史研究における新たな知見を生み出しています。

展示作品紹介

「アイデンティティシステム 1945年以降 西ドイツのリブランディング」

1964 · Otl Aicher, E5/HfG Ulm · Visual Identity of Lufthansa · Folder

「アイデンティティシステム 1945年以降 西ドイツのリブランディング」

1978 · Stankowski+Duschek · Visual Identity of Deutsche Bank · Design manual

「アイデンティティシステム 1945年以降 西ドイツのリブランディング」

1976 · Helmut Schmid, ARE Düsseldorf · Continue working on the German model (SPD) · Poster
Sumi & Nicole Schmid Collection

「アイデンティティシステム 1945年以降 西ドイツのリブランディング」

1977 · Celestino Piatti · Basic Law for the Federal Republic of Germany (dtv) · Book cover

「アイデンティティシステム 1945年以降 西ドイツのリブランディング」

1974 · Anonymous · WM 74, Football World Cup Germany 1974 · Ticket purse

「アイデンティティシステム 1945年以降 西ドイツのリブランディング」

1987 ·Anonymous · Visual Identity of Daimler-Benz AG · Design manual

開催概要

展覧会名アイデンティティシステム 1945年以降 西ドイツのリブランディング
会期2024年10月24日(木)〜2025年1月13日(月・祝)
時間火曜日〜金曜日:11:00〜19:00
土日祝:11:00〜18:00
休館日月曜日(祝日・振替休日の場合はその翌日)、祝日の翌日(土・日は開館)
年末年始 2024年12月29日(日)~2025年1月3日(金)
会場京都dddギャラリー
住所〒600-8411 京都府京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620 COCON烏丸3F
MAP
入場料入場料無料
公式サイトhttps://dnpfcp.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=2&seq=00000834
美術館公式サイトhttps://www.dnpfcp.jp/gallery/ddd/
SNS一覧
主催公益財団法人DNP文化振興財団
後援大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館
協力A5コレクション デュッセルドルフ、スミ&ニコール・シュミット
特別協力ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川
企画/展示デザイン/グラフィックデザインイェンス・ミュラー、カタリーナ・ズセック(vista)
日本語レイアウトニコール・シュミット

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Takenaka Kenji

Takenaka Kenji

playpark合同会社 代表・クリエイティブディレクター

1983年生まれ。大阪の出版社でデザイナー・編集者として勤務。ECサイト会社などを経て2017年デザイン事務所playparkを設立。2022年にアート、デザイン、エンタメ、クリエティブなど業界のクリエイティブを「発見し、考え、繋げる」をテーマにWEBマガジンBuzzBubble(バズルバブル)をスタートさせる。

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