日本初公開作品も来日!6メートルに及ぶ大型作品を含む約150点の作品を展示した「キース・へリング展 アートをストリートへ」が兵庫県立美術館ギャラリー棟3階ギャラリーにて6月23日まで開催

日本初公開作品も来日!6メートルに及ぶ大型作品を含む約150点の作品を展示した「キース・へリング展 アートをストリートへ」が兵庫県立美術館ギャラリー棟3階ギャラリーにて6月23日まで開催

Photo by ©Makoto Murata Keith Haring Artwork ⒸKeith Haring Foundation

6メートルに及ぶ大型作品を含む約150点の作品を展示した「キース・へリング展 アートをストリートへ」が兵庫県立美術館ギャラリー棟3階ギャラリーにて2024年4月27日(土)から6月23日(日)まで開催します。本展では、キース・ヘリングが「アートはみんなのために」という信念のもと、アーティストとして活動期間した10年間で描いた作品を紹介します。


※以下、画像とテキストは、情報提供を受けてプレスリリースから引用

キース・へリング展 アートをストリートへとは?

明るく、ポップなイメージで世界中から愛されているキース・ヘリング。ヘリングは「アートはみんなのために」という信念のもと、1980年代のニューヨークを中心に地下鉄駅構内やストリート、つまり日常にアートを拡散させることで、混沌とする社会への強いメッセージを発信し、人類の未来と希望を子どもたちに託しました。
ヘリングが駆け抜けた31年間の生涯のうちアーティストとしての活動期間は10年程ですが、残された作品に込められたメッセージはいまなお響き続けています。

本展は6メートルに及ぶ大型作品、また日本初公開を含む150点の作品を通してヘリングのアートを体感いただく貴重な機会です。社会に潜む暴力や不平等、HIV・エイズに対する偏見と支援不足に対して最後までアートで闘い続けたヘリングのアートは、時空を超えて現代社会に生きる人々の心を揺さぶることでしょう。

キース・へリング

Photo by ©Makoto Murata

《アンディ・マウス》1986年中村キース・ヘリング美術館蔵

《アンディ・マウス》1986年 中村キース・ヘリング美術館蔵
Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation

<みどころ①>キース・ヘリング、伝説の始まり【サブウェイ・ドローイング】

1980年代初頭、人々の日常の一部として見てもらうことのできる場所として、ニューヨークの地下鉄駅構内の空いた広告板に貼られた黒い紙にチョークで描く「サブウェイ・ドローイング」を開始。公共施設へのグラフィティは違法行為のため、警官に捕まらないよう素早く描き、地下鉄に飛び乗って次の駅へと向かいました。コミカルで人々の思考や想像力を刺激するイメージは、瞬く間にニューヨーカーを魅了。

有名になるにつれてドローイングは剥がされ、売買されるようになったため、約5年間続いたこのプロジェクトは中止されました。猿のような動物が大勢の人びとに持ち上げられている本作のように社会風刺的な作品や、新年の挨拶のようなコミュニケーションツールとしての作品も制作されました。

《無題(サブウェイ・ドローイング)》1981-83年中村キース・ヘリング美術館蔵

《無題(サブウェイ・ドローイング)》1981-83年 中村キース・ヘリング美術館蔵
Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation

<みどころ②>神戸展メインビジュアル

フランシス・ベーコンやジャン=ミシェル・バスキアの展覧会を手がけた80年代のソーホーの大手画廊、トニー・シャフラジ・ギャラリーより1983年に出版された版画シリーズ。本作には蛍光インクが使われており、ブラックライトにより光を放ちます。この作品シリーズには、ピラミッドやアンクの十字架など生命のシンボルが描かれ、光り輝く妊婦やダンスの動きが盛り込まれることで、母親たちの強さを讃えているといえるでしょう。身体の動きを表現する線(アクションライン)が効果的に使われています。

《無題》1983年中村キース・ヘリング美術館蔵

《無題》1983年 中村キース・ヘリング美術館蔵
Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation

<みどころ③>幅6メートルの超大型作品! 【『スウィート・サタデー・ナイト』のための舞台セット】

『スウィート・サタデー・ナイト』のための舞 台セットは、黒人歴史月間にニューヨークの芸術劇場ブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージックで行われたダンス・パフォーマンスの舞台背景として制作されました。『スウィート・サタデー・ナイト』は、 1985年に上演された黒人のストリートダンスと、社交ダンスの誕生300周年を記念したパフォーマンス。本作には横幅6メートルを超える大画面いっぱいに黒い線でダンサーが踊るように描かれており、この作品の前で踊られたブレイクダンスが作品に息を吹き込みました。

『スウィート・サタデー・ナイト』のための舞台セット1985年中村キース・ヘリング美術館蔵

『スウィート・サタデー・ナイト』のための舞台セット1985年 中村キース・ヘリング美術館蔵
Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation

<みどころ④>キース・ヘリングといえばこれ!【ラディアント・ベイビー】

版画のシリーズ《イコンズ》にも登場する光り輝く赤ん坊、通称ラディアント・ベイビーは、ヘリングのトレード・マークとして最もポピュラーなモチーフです。ヘリングは赤ん坊が人間の完璧な姿であり、社会の色に染まらず純粋無垢で、未来への希望の象徴であると考えていました。ストリートでマーカーやチョークを使って絵を描き始めてから、死の寸前まで描かれたベイビーは今でも未来を象徴しています。

《イコンズ》1990年中村キース・ヘリング美術館蔵

《イコンズ》1990年 中村キース・ヘリング美術館蔵
Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation

展覧会オリジナルグッズ

本展のためだけにデザインされたアイテムや、お土産にぴったりなお菓子などが登場!展覧会のロゴや、へリングの作品があしらわれた特別なグッズをゲットしよう!個性豊かなアイテムを、会場で是非お楽しみください♪
今回紹介しているグッズは一部です。会場併設ショップには、ほかにもヘリングのアイテムが勢ぞろい!
※ご来場の時期によって、会場併設ショップでの取り扱い商品が異なる可能性がございます。

トートバッグ 3,300円

トートバッグ

トートバッグ 3,300円 © Keith Haring Foundation. Licensed by Artestar, New York.

《赤と青の物語》より、前と後ろで異なるデザインがレイアウトされた、展覧会オリジナルのトートバッグ。気分に合わせて見せる方を使い分けてみてはいかがでしょうか。

ベイクドクッキー缶 各1,350円

ベイクドクッキー缶

ベイクドクッキー缶 各1,350円 © Keith Haring Foundation. Licensed by Artestar, New York.

全2種。《アンディ・マウス》の絵柄がかわいい缶に入ったベイクドクッキー。蝶番付きの缶は、食べ終わった後も小物を整理するのに便利です。

グミ 各972円

グミ

グミ 各972円 © Keith Haring Foundation. Licensed by Artestar, New York.

全2種。《ブループリント・ドローイング》の絵柄をあしらった手のひらサイズのガラスビン。中にはラディアント・ベイビーの形をしたチェリー風味のグミがはいっています。

開催概要

展覧会名キース・へリング展 アートをストリートへ
会期2024年4月27日(土)〜6月23日(日)
時間10:00~17:30(入場は17:00まで)
休館日月曜日
※祝日の場合は翌日
会場兵庫県立美術館ギャラリー棟3階ギャラリー
住所〒651-0073神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1[HAT神戸内]
MAP
入場料●一 般/2,000円(1,800円)
●高大生/1,200円(1,000円)
●小中生/500円(300円)

※未就学児は無料
※学生料金で入場の際には学生証をご提示ください
※障がい者手帳をご提示の本人と付き添いの方1名までは当日料金からそれぞれ半額(要証明)
※団体は20名以上
※事前予約制ではありません。混雑時は入場制限を行い、お待ちいただく場合があります
※ご来場の時期によって、会場併設ショップでの取り扱い商品が異なる可能性がございます
※本展には性的な表現を含む作品が出品されます
チケット購入先アソビュー!公式オンラインチケットローソンチケット(Lコード:54347)、チケットぴあ(Pコード:686-723)、イープラスセブンチケットCNプレイガイド、兵庫県立美術館ミュージアムショップ、楽天チケットほか
公式サイトhttps://kh2023-25.exhibit.jp/
美術館公式サイトhttps://www.artm.pref.hyogo.jp/
SNS一覧
主催朝日新聞社、関西テレビ放送、東映
共催兵庫県立美術館
特別協力中村キース・ヘリング美術館
協力ぴあ
後援FM COCOLO、FM 802、Kiss FM KOBE

※会期・開館時間・展示内容等は変更の可能性があります。ご来場前に必ず展覧会公式サイトをご確認ください。
※本展は他会場と展示内容等が異なる場合があります。

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Takenaka Kenji

Takenaka Kenji

playpark合同会社 代表・クリエイティブディレクター

1983年生まれ。大阪の出版社でデザイナー・編集者として勤務。ECサイト会社などを経て2017年デザイン事務所playparkを設立。2022年にアート、デザイン、エンタメ、クリエティブなど業界のクリエイティブを「発見し、考え、繋げる」をテーマにWEBマガジンBuzzBubble(バズルバブル)をスタートさせる。

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